人工知能でサイトを分析して改善案を出す「AIアナリスト」

2015.04.15Morishige : 

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テクノロジー業界で今一番ホットなキーワードの1つがAI、人工知能です。
IBMやGoogle、Facebookからドワンゴ、メタップスなど、国内外の大手企業からスタートアップまで、AIを使った様々なビジネスが起こりつあります。

2010年設立のWACUL(ワカル)もAIを使ったビジネスを展開する1社です。

彼らはAIを使ってウェブサイトを分析し、改善の提案をする「AIアナリスト」を4月20日から提供するそうです。

WACUL代表取締役の大津裕史氏はビービットでユーザビリティコンサルタントとして活躍した後に起業。成果コミット型のウェブコンサルティング(ウェブサイトの課題を分析し、その解決策を提示。成果が出なければ返金もしくは成果が出るまでコンサルを続ける)を展開してきました。

これまでに、ブックオフオンラインやデジタルハリウッドをはじめとして、約100件のコンサルティングを実施。
例えばディップの看護師向け求人サイト「ナースではたらこ」などでは、コンバージョン率を以前の4.4倍にまで高めているのだそうです。

ここまでの話だけであれば「前職のノウハウをもとに独立したウェブコンサル会社」なのですが、WACULではこれまでのコンサルティングのノウハウをもとに、人工知能のアルゴリズムを開発。

AIアナリストというネットのサービスとして展開するに至ったそうです。

「サイトを改善するには、まずサイトの分析をしないといけない。これまではその分析を人力でやっていたが、そうすると作業には4〜5日はかかるし、ミスも起こる。

そこで、ウェブ課題発見ツール社内ツールとして1年ほど前にサービスの原型を開発した」

AIアナリストではまずGoogle Analyticsとデータ連携を行い、デバイスや流入元、入口ページ、経由ページなどの組み合わせを1つずつ分析。

最も優秀(コンバージョン率が高い)な経路での流入を増やすような施策の提案までを自動で行ってくれる。
前述の通り、この作業はこれまでは手動で5日ほどかけて行っていたのだそうだが、AIを使ってわずか10分程度で実現しているのだそうです。

今後益々発達する人工知能。

AIに出来る仕事はどんどんAIにまかせて、人間はもっとクリエイティブに生きたいですね。

https://wacul-ai.com/

No.19713

Apple Watch Editionに見るAppleの自信

2015.03.11Morishige : 

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「Apple Watch」の発売日と価格が発表されました。
バリエーションは3つで、鏡面仕上げスチールの「Apple Watch」が6万6800円より、
強化アルミの「Apple Watch Sport」が4万2800円よりという価格はある程度予想の範囲内と言えますが、驚かされたのが18金の「Apple
Watch Edition」に付けられた128万円からという価格設定でした(バンドの選択によっては、218万円まで価格は上がります)。

15インチ「MacBook Pro」が22万4800円から、ワークステーション「Mac

Pro」が41万8800円からですので、PCや周辺機器としての価格設定からは逸脱していることは間違いありません。

しかし、高級腕時計というジャンルを眺めると100万円超えがそう珍しくない価格設定であることも事実です。

ロレックスやオメガ、ブレゲ、IWC、フランク・ミュラーなどのブランド時計としては、100万円以上が当たり前で、多くの愛好家も存在しています。

時間を知らせる機能だけで言えば1万円の腕時計でも、100万円の腕時計でも大きな差がない以上その価格差は購入者の満足感が埋めることになります。

機能面では他の2モデルと大差なく、価格が100万円を超える「Apple Watch
Edition」が大ヒットするとはちょっと想像できませんが、機能から得られる利便性や体験だけにお金を払うのではなく、Apple
Watchという存在、Appleというブランドに大きな対価を払っても良いというユーザーが潜在するという見込みがあって、AppleはApple
Watch Editionの投入を決意したのでしょう。

これはMacやiPhoneで高めてきた、「Apple」というブランドに自信がなければできないことです。ブランドの製品を所有することに高い価値を持たせるというのは、時計や自動車などには見られるアプローチですが、電化製品ではあまり行われませんし、ウェアラブル端末という新カテゴリ製品の投入時にそれをおこなうあたりが、Appleのスゴさなのでしょう。

この「Apple Watch」ですが、売れるか?売れないか?という論争が巻き起こっていますが、私の予想としては、売れると思います。

私が2008年の発売日にiPhone3を入手した時、周りの評価としては「あんなものは必要ない」「タッチパネル式の携帯なんて使いにくい」という評価でした。

当時努めていたIT関係の社内でも購入したのは私ともう1人くらいでした。
しかし、数年後の今、スマホを持っていない人の方が珍しい社会になりました。

「Apple Watch」も今後バージョンアップを繰り返し、専用アプリが開発されていけば、誰も想像しない使い方が出来るようになると思います。

初期モデルを購入するかどうか迷うところですが、やっぱり買ってしまうんだろうなあ。「Edition」には、とても手が出せませんが…(汗)

No.19590

音声で気分を判定する研究

2015.02.17Morishige : 

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コールセンターを運営するTMJと、メディカル系IT企業のスマートメディカルとで、コールセンターの会話か、話している人の気分を判定する共同研究を開始すると発表しました。

コールセンターは、お客様の「困った」に対応することが多いのですが、電話の声によって、相手の気分が伝わってくるので、それによってオペレーターも対応が変化してきます。さらに、オペレーターも自信をもって回答しているのか、あるいは、不安な気持ちで対応しているのかといったこと、声でお客さんに伝わります。

人間らしいといえば、その通りなのですが、これによって、オペレーターに依存する接客の質が左右されてしまいます。

これを差がないようにしていくためには、通話者の気分を声で判定し、その時の気分を視覚化するだけでも大きく違ってきます。さらに、相手の気分によって回答内容も変えることで、クオリティを上げることが可能となります。

夢のような技術なのですが、これがもっと進めば、人間が対応するよりも、人工知能に任せれば、オペレータに任せるよりも安定したサービスが提供でるようになります。

しかも、24時間365日いつでも愚痴を言うこともなく仕事をしてくれます。

今まで人間でしか出来なかった事が次々と人工知能にとって変わる世の中がもうそこまで来ています。

私は今のところSiriやしゃべってコンシェルをスマホでたまに使用する程度ですが、今後、声のトーンや話す速度で気分までも解析していくようになると、もっとこちらの気持ちを読んで対応してくれるようになるでしょう。

そうなっていくと、みんな人工知能とばかり話をするようになっていくのでは、と思うと少し寂しい気がするのは、私だけでしょうか?

No.19493

ブームの予感?世界規模の陣取り合戦ゲーム「Ingress(イングレス)」

2015.01.24Morishige : 

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位置情報を利用したスマホゲーム「Ingress(イングレス)」をご存知でしょうか。

イングレスとは「Googleの社内スタートアップ『ナイアンティック・ラボ』が開発した、拡張現実(AR)技術を利用したオンライン位置情報ゲーム」です。

簡単に言うと、「地球規模の陣取り合戦ゲーム」で、緑色と青色、2つの陣営に分かれ、どちらの陣営がより多くの領土を獲得できるかを争います。領土を獲得するには、世界各地に存在する多数のポータル(=拠点)を占拠し、ポータル同士をつなげ三角形で囲むと、その内側が自陣営の領土となります。

イングレスの大きな特徴は、ゲームのマップが実際のGoogleマップをベースしているということ。ポータルは全て実在の建造物などに割り当てられており、ポータルを占拠するには実際にその半径40m以内まで近づく必要があります。

ゲームの特性上、ユ―ザーは実際にいろいろな場所へ移動する必要があるため、店舗やイベント施設との相性がよく、早くも企業や地方自治体の活用事例が出始めています。

ローソンは2014年11月、Twitter公式アカウントで、イングレスと全面タイアップをして、日本中のローソンの店舗が、ゲーム内の重要なポイントである「ポータル」として登録されることを発表しました。ローソンのブランドカラーが青であることから、店舗がポータルとして登録された当初は「青」の陣営のポータルとして登録されました。現在、全国各地にあるローソンで陣取り合戦が繰り広げられています。

http://www.lawson.co.jp/campaign/static/ingress/

岩手県では2014年9月、県庁内の若手職員を中心に「岩手県庁 イングレス活用研究会」を発足しました。

初めてのイベントとして、11月9日に「ポータルを探して盛岡街歩き」を開催。県庁職員や応募者たちが、盛岡市の旧武家屋敷通りでポータル申請をしながら歩きました。
次回は、2015年2月14日のバレンタインデーに合わせて、「ポータル大量発生感謝、ハック&キャンドルin盛岡」を開催するなど、引き続きイングレスを活用して地域活性していく方針のようです。

東京では2014年12月に大規模な公式イベント「Darsana

Tokyo」が開催され、5,000人以上が参加、イベント開始と同時に北海道(根室)、中国、グアムのポータルをつなげ巨大三角形でほぼ日本全土を占領してしまう強者があらわれ、Twitterトレンドには関連ワードが表示されるなど、大きな盛り上がりを見せています。

イングレスは店舗やイベントへの集客に直結できるため、今後も企業や自治体の利用が進んでいくと思われます。

完全に日本語化されていない部分もあり最初はとっつきにくいかもしれませんが、世界観やインターフェイスデザインは非常に優れています。

みなさんも一度プレイしてみてはいかがでしょうか?

No.19394

Amazonが1時間以内で配達するPrime Nowサービスを開始。

2014.12.25Morishige : 

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米 Amazon が、商品を1時間で届けるサービス「Prime Now」を開始しました。
有料のPrimeメンバー向けのサービスで、送料として7.99ドルが必要です。
ただし、配達時間指定を注文から2時間以上に設定した場合は配送料無料になります。

もともと配達が速いのがアマゾンの特徴のひとつですが、米 Amazon はさらに速く1時間で商品を配達するサービス「Prime Now」を始めました。

対象商品は日用品やオフィス用品、旅行用品など、緊急を要する可能性のある商品を中心にそろえており、そのほかにも書籍、おもちゃ、家電製品など、計2万5000点以上を揃えています。

サービスを利用できるのは専用のスマートフォンアプリ「Amazon Prime Now」からのみ。

PCやスマートフォンサイトからは利用できません。
注文した商品はアプリから配送状況の確認が可能で、その時点で荷物がどこにあるのかをアプリ内の地図で確認できます。

なお、Prime Now サービスを利用できるのは午前6時から深夜0時まで。

年99ドルの Prime メンバーであることが条件ですが、さらに配送料として7.99ドルが必要です。
ただし、到着時間を注文から2時間以降に指定すれば配送料は無料となります。

現在 Prime Now サービスを利用できるのはニューヨーク市内のマンハッタンエリアのみで、配送は人がリュックに品物を入れて行っています。

ただ米Amazon は今後、サービス対象地域を各都市レベルに拡大する計画です。
まだ来年以降追加される都市はまだ発表にされていませんが、日本で利用できるようになるのも遠くないかもしれません。

非常に便利なサービスですが、今までネット通販とそんなに競合しないと思われていた、地域密着型の店舗にとっては、脅威になるかもしれませんね。

No.19295